複合機を使って資料を印刷することはよくあると思いますが、資料作成に時間がかかって困っている企業もあるのではないでしょうか。企業ではたくさんの業務を行っているため、資料作成に時間をかけられません。

そんな資料作成の時間を削減したい方には、複合機のフィニッシャーを使ってみてほしいです。フィニッシャーを利用することで、ホチキス止めや中綴じなど資料作成の作業効率を向上させることができます。

そこで今回は、複合機の便利な機能であるフィニッシャーの種類について解説しつつ、フィニッシャーを利用するメリットをご紹介していきます。

1、複合機の便利な機能【フィニッシャー】の種類

複合機の便利な機能【フィニッシャー】の種類
複合機の便利な機能に「フィニッシャー」があります。フィニッシャーは簡単に言うと印刷した資料にパンチで穴をあけたり、ホチキスで止めたりする機能のことをいい、具体的には以下のようなことができます。

【フィニッシャーでできること】

  • ステイプル(ホチキス)
  • パンチ(穴あけ)
  • 中綴じ
  • Z折り
  • C折り(三つ折り)など

複合機の種類にもよりますが、上記のような機能が利用可能です。ステイプルはホチキス止めをする機能で、針で止めるものと針がなく圧力で止めるものがあります。針で止めるタイプのものは、多くの枚数をホチキス止めできるのに対して、針なしの場合には、5枚程度しか止めることができません。

また、ホチキス止め機能以外にも中綴じ・パンチ・三つ折りなど作成する資料に合わせて機能を使い分けることができる点も魅力の1つです。企業で使用する会議資料やプレゼン資料の作成に必要な機能を利用することができるため、作業効率のアップも期待できます。

ちなみに、フィニッシャーは大きく分けると2種類に分けることができ、「インナーフィニッシャー」と「サドルフィニッシャー」があります。そこでここからは、インナーフィニッシャーとサドルフィニッシャーについてご紹介します。

1-1、小型のインナーフィニッシャー

インナーフィニッシャーは複合機の内部に設置されるタイプの小型フィニッシャーで、本体の紙の排出口に設置されます。インナーフィニッシャーは小型でスペースを取らないことから、規模が小さい中小企業や個人事業主に多く導入されているフィニッシャーです。

インナーフィニッシャーは本体がコンパクトであるため利用できる機能はホチキス止めが主で、印刷した資料をホチキス止めするのに便利です。一方で、中綴じやパンチで穴をあけるなど複雑な機能は利用できないため、あくまでシンプルにホチキス止めするために利用する方におすすめのフィニッシャーです。

1-2、大型のサドルフィニッシャー

サドルフィニッシャーは、複合機の横につけるタイプのフィニッシャーで、大きなスペースを取るため室内にスペースがある事務所を持つ企業におすすめのフィニッシャーです。

サドルフィニッシャーは、スペースを取る代わりに利用できる機能が豊富で、ホチキス止め・パンチでの穴あけ・中綴じ・三つ折りなど資料を作成するうえで便利な機能が数多く搭載されています。

中綴じ機能を使用すれば製本が可能で、小冊子も1冊から作成することができます。作成できる小冊子のページ数は多くはありませんが、マニュアルなどの資料を作成してまとめるときに便利です。

2、フィニッシャー機能がある複合機を利用するメリット

フィニッシャー機能がある複合機を利用するメリット
企業ではたくさんの業務を行っているので、資料作成に時間をあまりかけられませんよね?そんなときに活用すべきなのが複合機のフィニッシャーです。

複合機のフィニッシャーには、印刷物のホチキス止め・パンチでの穴あけ・中綴じなど資料を作成するときに便利な機能がたくさんあります。

【フィニッシャーを利用するメリット】

  • 資料作成の作業効率が向上する
  • 資料作成を外注する必要がなくなる

フィニッシャーを利用することで、資料作成の作業効率を向上させることができます。通常、資料を作成する場合には印刷をして手作業でホチキス止めや中綴じを行う必要があります。しかし、企業ではたくさんの業務を行っており、資料作成に時間を割けないのが現状です。

その中で、フィニッシャーを利用することで、印刷やホチキス止め、中綴じまでの作業を自動で行うことができ、作業時間を大幅に削減することができます。

また、フィニッシャーを利用することで資料作成を自社内で行うことができるようになるので、資料作成を外注する必要がありません。外注にかかる費用や手間を削減することが可能です。

このように、フィニッシャー機能のある複合機を使用するメリットは多く、仕事の効率を向上させる効果が期待できます。

3、まとめ

ここまでで、複合機のフィニッシャーの種類を説明しつつ、フィニッシャーを利用するメリットをご紹介しました。複合機のフィニッシャーを利用することで、ホチキス止めや中綴じなど資料作成をするうえで時間のかかる作業を効率よく行うことができます。

また、今まで資料作成を外注していたという企業の場合には、自社内で資料作成を行うことができるようになるため、外注費を削減することも可能です。

資料作成にかかる時間を短くしたいという方や外注費を削減したい方は、一度フィニッシャー機能のある複合機の導入を検討してみてはいかがでしょうか。